国鉄からJRへ、時代の変化

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日本国有鉄道(国鉄)がJR(Japanese National Railways)に分割民営化したのが1987年、もう30年もたつのですね。

7つの鉄道会社、北海道旅客鉄道、東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道、四国旅客鉄道、九州旅客鉄道、日本貨物鉄道に分割民営化されました。

通称はそれぞれ、JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州、JR貨物です。

徐々に改善されてきたのかと思いますが、民営化されたころを境に電車内トイレやホームで変化がありました。

ちょっと汚い話もあるので、汚い話がお嫌いの方は読みとばして下さい。

電車内トイレ

小中学生のころ東北線(現宇都宮線)沿線に住んでいたのですが、たまに自転車で線路沿いを走っていると線路に白い紙が点々と落ちていたのを記憶しています。

後年になってそれがトイレットペーパーと知ることになりました。

当時国鉄の長距離、中距離列車にはトイレがついていて、垂れ流しだったのです。

私も当時1、2回電車内トイレを利用したことがあるのですが、トイレの排出口から地面が見えていました。

トイレの注意書きには、「停車中は用を足さないでください。」と書いてあった記憶があります。

穿った解釈をすると、停車中の駅では便をするな、走行中に便をせよ、に思えます。

でも、線路沿いの住民は衛生面で堪ったものではないですよね。

今考えるとぞっとしますが、昭和の時代は国民はおおらかだったのでしょうか。

それ以降、電車トイレを利用することはなかったのですが、サラリーマンになって東海道線のトイレを利用したときは、トイレ排出口にはパカパカ開閉する弁があり地面は見えなかったです。

貯蔵タンクに貯める方式にしたのでしょうね。

駅ホームの痰壺

国鉄時代の駅のホームに、白い漏斗口の容器が屋根を支える柱の脇に設置されていました。

これも後年になって知ったことですが、痰壺だったようです。

親に聞いたのか、テレビで見たのか忘れましたが、当時は舗装道路が少なく砂ぼこりが酷かったのでホームに痰をはく人がいたそうです。

おそらく社会問題になって国鉄は痰壺を設置したのでしょうね。

いつ撤去されたのか判りませんが平成になってからまったく見なくなったような気がします。

今でも線路に痰をはくおっさんがいますけど、汚らしいですよね。

喫煙事情

今では飲食店でも禁煙が進められ、嫌煙が世に広まっています。

国鉄時代は駅ホームには灰皿が設置されていました。

長距離、中距離列車にも灰皿があり喫煙できていたんですね。

嫌煙権訴訟が起こされた1980年を境に禁煙運動が盛んになり始め、2009年に首都圏でホームの灰皿も撤去されました。

そういえば、通勤ラッシュ時にホームで喫煙している人もいました。

ホームの灰皿が撤去されるまでは、駅のホームや線路に心ない人がポイ捨てされた吸殻がたくさんあったのを覚えている人も多いのではないでしょうか。

灰皿があるのにもかかわらずポイ捨てしていたのは何故なんでしょうね。

今ではホームも吸殻が落ちていることは無くなりましたね。

箒と塵取りを持って清掃している駅員も見かけなくなりました。

まとめ

世知辛い世の中ですが、衛生面、受動喫煙が公共交通から排除されたのはいいことだと思います。

通勤電車の混雑、化粧や香水の匂い、飲食飲酒、などなど電車に関する問題が山積みです。

鉄道会社には、木っ端役人と連携して混雑緩和、マナーの啓蒙に頑張ってほしいところです。

以上、ありがとうございました。


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