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総務省がまとめた「平成28年版 情報通信白書」では、以下の通りオンラインショッピングの支出が増えていることが判ります。
インターネットの普及に伴い、インターネットを通じた商品・サービスの購入も広がっている。総務省「家計消費状況調査結果」によると、我が国の二人以上の世帯においてネットショッピングを利用する世帯の割合は、2002年には5.3%だったものが2015年には27.6%に、1世帯当たりのネットショッピングでの月間支出額(ネットショッピングを利用した世帯に限る)は、31,310円へと増加している。
自宅で購入できるなど利便性が高い半面、セキュリティ面で私たちオンラインショッピング利用者にとって不安なもの、気をつけなければならない場面も増加しています。
ここではオンラインショッピング利用時の注意点を紹介します。
安全なオンラインショップの見分け方
100%安全なオンラインショップはないと思います。
以下の心得があれば被害を被ることは少ないと思います。
メジャーなオンラインショップを選択する
目安として、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ショッピングサイトは出店にあたり審査がありますので、ある程度安全かと思います。
また、名の知れた有名企業の独立したショッピングサイトもある程度安全かと思います。
Googleなどの検索サイトで有名企業を検索すると、検索結果の最初にその企業が表示されます。
この検索結果からその企業のオンラインショップに辿れば、ある程度安全と言えると思います。
私は怪しいサイトは利用しておらず、500回以上は上記のオンラインショップを利用していますが、金銭的被害を被ったことがないです。
特定商取引に関する法律
オンラインショッピングサイトでは「特定商取引に関する法律 」によって、商品の引渡方法、送料、返品についての掲載が義務づけられています。
通常「特定商取引に関する表記」などとしてサイトに明記されているはずですので、ここも必ずチェックしましょう。
レアな商品をマイナーなオンラインショップで買わざるを得ないときは必ずチェックして下さい。
フィッシングメールは注意!
身に覚えのないメールが届いたことはないでしょうか?
私もどこから自分のメールアドレスが漏れたか定かではありませんが、身に覚えのないメールがよく届きます。
そういった身に覚えのないメールの添付ファイルや本文に書かれたリンクは絶対にクリックしないようにしてください。
メール添付ファイルにはマルウェアといって、悪意のあるプログラムが実行され自分のPCだけでなく近辺のPCにウィルスが広がる可能性があります。
本文に書かれたリンクをクリックすると、フィッシングサイトに導かれる可能性が高いです。
フィッシングサイトは正規企業のサイトとそっくりなサイトに誘導して個人情報を入力させる悪質なサイトです。
最近ではメガバンクのフィッシングメールが届きました。
以下引用の赤字のドメイン名に注目してください。
以下の引用はそれぞれ三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行の正規のドメインで発表された注意勧告です。
フィッシングメールのリンクはドメイン名が違いますから注意が必要です。
「三菱東京UFJ銀行」を名乗り「ワンタイムパスワード」を聞き出す不審な電話にご注意ください!(平成29年9月28日更新)
http://www.bk.mufg.jp/emeg/110_2017092818240808.html
みずほ銀行カードローンを騙るメールにご注意ください。(2017年11月21日15時現在)
https://www.mizuhobank.co.jp/oshirase/cardloan20171114/index.html?rt_bn=bk_stop_hd_warn
私はみずほ銀行に口座を持っているので、危うく引っかかるところでした。
メガバンクのようなところではフィッシングメールなどの悪意のあるメールをIPA、 JPCERT、警視庁などのセキュリティ機関と連携して監視、注意勧告していますので、そういったメールが自分に届いたら正規のサイトを閲覧して問題ないか確認しましょう。
あるいは、正規のサイトで「こんなメールが届いたが問題ないか」と問い合わせてみてください。
私も何度か身に覚えのないメールが届き、正規のサイトに問い合わせたことがあります。
「当社が送信したメールではありません。」と返信がありました。
くれぐれも、身に覚えのないメールが届いたら「添付ファイルを開かない」、「メール本文のリンクをクリックしない」を心がけてください。
ウィルス対策ソフトは有効か?
ウィルス対策ソフトを自分のPCにインストールしていても安全とは言い切れません。
ウィルス対策の定義ファイルの更新を毎日行っていても、悪意のあるウィルスなどの脅威とウィルス対策ソフトでは、ウィルス対策ソフトが後手に回るからです。
過去の悪意のあるウィルスなどの脅威はウィルス対策ソフトで排除できるのですが、新しい悪意のあるウィルスなどの脅威はウィルス対策ソフトに反映するにはタイムラグがあり、対応できない場合があります。
悪意のあるウィルスなどの脅威とウィルス対策ソフトはいたちごっこのため、解決は未来に棚上げでしょうね。
まとめ
オンラインショップを安全利用するには、以下を心がけましょう。
(1)メジャーなオンラインショップを選択する。
(2)特定商取引に関する表記があるか確認する。
(3)フィッシングメールに引っ掛からない。
(4)ウィルス対策ソフトをPCにインストールする。
以上4点でしょうか。
agusやVirusTotal で怪しいサイトをチェックする方法もありますが、ウィルス対策ソフトと同様にいたちごっこのため割愛します。
興味のある方はagusやVirusTotal を確認してみてください。
以上、ありがとうございました。
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