2017年ブラック企業大賞

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年に1度、労働者に対し厳しい労働を使役させる企業・団体を決定する「ブラック企業大賞」というお祭りがあるのをご存じでしょうか。

「ブラック企業大賞」なる不名誉な賞を与えることによって、企業・団体のお偉いさんの他、社会全体に労働環境のあり方を問うているのでしょう。

ブラック企業大賞とは

ブラック企業大賞の目的

「ブラック企業大賞」の目的を探って見ましょう。

「ブラック企業大賞」サイトでは、以下のように記されています。

パワハラ、セクハラ、残業代未払い、長時間労働、派遣差別、偽装請負・・・。

日本の労働環境はいまますます悪化の一途をたどっています。

それらの職場はここ数年で「ブラック企業」と称され、社会的にも注目されつつあります。

しかし個別事例の調査やその問題の発信・解決も簡単ではなく、ブラック企業で働く当事者は、不当な処遇を受けていても声をあげられる状況ではありません。

さらにはブラック企業を生み出す社会・経済的な構造についての分析や提言についても不十分であるため、きわだったブラック企業の存在は一時的に取り上げられても、企業全体・働く場全体の質の向上にはなかなか結びついていません。

そこで私たちは、ブラック企業の個別の事例はもちろんのこと、それら企業を生み出す背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境をつくることをめざして「ブラック企業大賞企画委員会」を立ち上げました。

引用元:ブラック企業大賞

「ブラック企業大賞企画委員会」は2012年から活動し、5年の間に社会いに浸透したのではないかと思います。

政府が2016年に「働き方改革実現会議」を設置したのは「ブラック企業大賞」も少なからず影響していると思います。

ブラック企業の定義

「ブラック企業」の定義はどういったものでしょうか。

ブラック企業には幅広い定義と解釈がありますが、「ブラック企業大賞」では次のようにブラック企業を定義し、その上でいくつかの観点から具体的な企業をノミネートしていきます。

ブラック企業とは・・・・

①労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いている企業、

②パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)。

【ブラック企業を見極める指標】
●長時間労働
●セクハラ・パワハラ
●いじめ
●長時間過密労働
●低賃金
●コンプライアンス違反
●育休・産休などの制度の不備
●労組への敵対度
●派遣差別
●派遣依存度
●残業代未払い(求人票でウソ)
※ただし多くのブラック企業が上記の問題を複合的に持っているので、判断する際も総合的に判断する。

引用元:ブラック企業大賞

「ブラック企業」とは、ひとことで言えば「労働者にとって過酷な労働環境の企業」だと思います。

ブラック企業大賞企画委員会

「ブラック企業大賞」の運営主体は「ブラック企業大賞企画委員会」であり、作家や弁護士や大学教授などで構成されています。

ブラック企業大賞企画委員会

●古川琢也(ルポライター)
●白石 草(OurPlanet-TV 代表)
●河添 誠(首都圏青年ユニオン青年非正規労働センター事務局長)
●佐々木亮(弁護士)
●川村遼平(NPO法人POSSE事務局長)
●松元千枝(レイバーネット日本)
●内田聖子(アジア太平洋資料センター〈PARC〉事務局長)
●須田光照(全国一般東京東部労組書記長)
●水島宏明(ジャーナリスト・法政大学教授)
●竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学教授)
●土屋トカチ(映画監督)

引用元:ブラック企業大賞

出版社などがスポンサーになっていると思ったのですが、スポンサーが見当たらないので、有志が集まって運営しているのでしょうか。

歴代の不名誉な企業

2012年から始まった「ブラック企業大賞」。

その不名誉なブラック企業を見てみましょう。

過酷な労働が原因で亡くなっている方もおります。ご冥福をお祈りいたします。

2012年の不名誉なブラック企業

不名誉な第1回ブラック企業大賞は「東京電力」でした。

私はワタミかなと思ってましたが、原発大災害を引き起こし、復旧のために生死にかかわる労働環境を提供している東京電力の責任は極めて大きいと思います。

殿様商売しているような電力会社は早く解体してほしいものです。

大賞 東京電力 株式会社
2011年3月11日、東日本大震災の後に発生した福島第一原発事故により、広範囲にわたる放射能汚染を引き起こした。

同社は原発稼働・点検のために多数の労働者を必要としているが、その多くは正社員ではなく、派遣・日雇い労働者によるもので、5次・6次にわたる多重請負の構造がある。その中では、被曝に関する安全管理や教育も不十分であり、また使い捨てともいえる雇用状態が続いている。

市民賞 株式会社 ワタミ
過酷きわまる労働時間、労働内容のため26歳の女性社員が入社2ヵ月で自殺した。
特別賞 株式会社 ウェザーニューズ
新入社員(25歳)が入社後半年でパワハラ、長時間労働により自殺した。
ありえないで賞 株式会社 ゼンショー
 「すき家」を運営しているゼンショーは未払いの本給、時間外割増賃金および紛失立替金の支払いを求めて裁判を起こされた。
業界賞 株式会社 フォーカスシステムズ
当時25歳の男性が、京都・鴨川の川べりでウイスキーをラッパ飲みし、急性アルコール中毒で死亡した。パワハラ、長時間労働により精神疾患を患い急性アル中死に至ったと、東京地裁は会社の法的責任を認めた。
株式会社 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
 長時間労働、職場環境の悪さから精神疾患に罹り、治療薬を過量服用して27歳で亡くなった。

2013年の不名誉なブラック企業

不名誉な第2回ブラック企業大賞は「ワタミフードサービス株式会社」でした。

2012年の大賞を逃したので不名誉挽回といったところでしょうか。

大賞 ワタミフードサービス株式会社
新入社員(25歳)が入社後半年でパワハラ、長時間労働により自殺した。

労災認定されたあとも、同社は責任を認めることなく、創業者である渡辺美樹会長は遺族からの求めに応じず、いまだに面談も謝罪も拒否しているという。

報道によると、同社が全社員に配布している「理念集」という冊子には「365 日24 時間死ぬまで働け」と書かれているという(『週刊文春』2013 年6 月13 日号)。

特別賞 国立大学法人 東北大学
2007年12月、東北大学薬学部助手の男性(当時24歳)が「新しい駒を探して下さい」との遺書を遺し、研究室から投身自殺した。
遺族は労災を申請し、2012年10月に「過重労働の恣意的強制があった」と認定された。
教育的指導賞 株式会社ベネッセコーポレーション
自主退職を促す目的で配置されるという「人財部付」で有名な教育コンテンツを開発、販売している株式会社ベネッセコーポレーション。

2012年8月、東京地裁立川支部判決は、人財部付が「実質的な退職勧奨の場となっていた疑いが強く、違法な制度」と判断し、この部署への異動も「人事権の裁量の範囲を逸脱したもの」として「無効」を言い渡している。

業界賞 クロスカンパニー株式会社
ブランド “Earth Music&Ecology”で人気の企業。2011年2月9日、立川労働基準監督署は、入社1年目の女性正社員(2009年10月死亡)が極度の過労・ストレスにより死亡したとして労働災害として認定している。

 2014年の不名誉なブラック企業

不名誉な第3回ブラック企業大賞は「株式会社ヤマダ電機」でした。

株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)は2012年に続いての2度目の不名誉受賞ですね。

大賞 株式会社ヤマダ電機
 2007年9月19日午前2時頃、同社の郊外型店舗「テックランド」柏崎店に勤務していた当時23歳の男性社員(Aさん)が、過労の末に社宅で首を吊り自殺した。

Aさんの自殺は労災認定された。

2004年4月上旬にも、当時29歳の契約社員が上司からの罵倒の末に自殺に追いやられたとして、2005年1月に遺族から損害賠償請求を提訴されている。

さらに2013年7月にはテックランド船引店の店長が営業不振に苦しんだあげく、架空売上を計上して自殺に追い込まれたとの報道(「週刊文春」13年12月19日号)もある。

特別賞 東京都議会
2014年6月18日、東京都議会で、女性の妊娠や出産においての都の支援対策について質問した女性議員に対して、「早く結婚した方がいいんじゃないか」等のヤジが飛んだ。

都議会におけるセクハラに対する認識の甘さが白日の下にさらされたが、おざなりの決議だけをあげて幕引きを図ろうとしたが、問題は何ら解決されないまま放置されている。

要努力賞 株式会社ゼンショーホールディングス
 「すき家」を運営しているゼンショーは未払いの本給、時間外割増賃金および紛失立替金の支払いを求めて裁判を起こされた。
業界賞 株式会社 A-1 Pictures
「A-1 Pictures」は東京都杉並区のアニメーション制作会社。

当時28歳の男性社員が都内の自宅アパートで自殺した。
休みなしの長時間労働、残業代未払いで新宿労働基準監督署が労災認定されている。

株式会社 不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)
 現場で働く従業員の多くが過重労働、残業代・休日手当未払いのため、2014年8月、仙台労働基準監督署は行政指導・勧告を出している。

ヤマダ電機​、強烈ですね。

表立った問題だけで3件もあるので、訴訟を起こしていない表立っていない問題もまだまだ存在があることは容易に想像できます。

東京都議会でセクハラヤジを飛ばした一人は自民党会派の鈴木章浩。

鈴木章浩は現在も都議を続けています。

ほかにもセクハラヤジを飛ばした都議がいましたが特定報道はされていないようです。

2015年の不名誉なブラック企業

不名誉な第4回ブラック企業大賞は「株式会社セブンイレブンジャパン」でした。

株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)は2012年に続いての2度目の不名誉受賞ですね。

大賞 株式会社セブンイレブンジャパン
販売期限が近い弁当などを値下げして売る「見切り販売」の権利をセブン-イレブン・ジャパンから妨害されたとして損害賠償を請求していた裁判で、東京高裁は妨害の事実を認め、最高裁も本部、加盟店双方の上告を棄却したことで判決確定した。
特別賞 暁産業株式会社
暁産業は消防自動車、消防用設備などの販売と保守点検を行う企業である。
2010年12月、同社の保守点検部門で働いていた当時19歳の男性社員が、自宅で首をつり亡くなった。
福井労働基準監督署は12年7月、男性の自殺原因は上司からのパワハラであると認定した。
アリ得ないで賞 株式会社引越社関東(アリさんマークの引越社)
不当な配転、陰湿な「罪状」回覧、不当な解雇、パワハラ、差別、さらには引越荷物の破損等に対する損害を従業員に全て負わせて給与から天引きしていた。
全国各地でこれを取り戻す裁判が起こされている。
ブラックバイト賞 株式会社明光ネットワークジャパン(明光義塾)
個別指導塾では、講師アルバイトに対して、授業以外の業務に賃金が違法に払われない「コマ給」問題が蔓延しており、「ブラックバイト」の象徴となっている。
2015年10月には、賃金未払い(労基法24条違反)で仙台労働基準監督署から是正勧告が出された。
ほかにも茨城、埼玉、東京、大阪で労基署の是正勧告が出されている。

引越社関東は酷すぎますね。

この引越社関東の従業員も酷いところを目撃しています。

この引っ越し業者はたまに見かけますが、引っ越しの休憩時間なのか道路脇でヤンキー座りしてたばこを吸っていました。

たばこも排水口にポイ捨てしてました。

本社にメールでクレームをしましたが、返事は「なし」です。

引越社関東は経営者も従業員も黒いですね。

2015年からブラックバイト賞が新設されました。

大学学費の高騰や経済的背景から、アルバイトをせざるを得ない大学生が増加しているなか、アルバイト先で学業に支障をきたすほど過酷な労働を強いる「ブラックバイト」が増加しているため問題提起したと思います。

2016年の不名誉なブラック企業

不名誉な第5回ブラック企業大賞は「株式会社 電通」でした。

大賞 株式会社 電通
電通で働いていた24歳の新入社員が2015年12月25日に自殺した。
長時間労働に加えて、上司からのパワハラによって精神的に追い込まれた結果だった。
電通は、このような過酷で人権侵害的な労働環境をまともに改善することもなく放置し続けた
何人もの労働者がこの企業によって亡くなっている。
特別賞 日本郵便株式会社
パワハラによって自腹購入を強いられていた男性従業員が2011年12月心疾患で亡くなった。
郵便局で従業員の自殺が相次ぎ、いずれも遺族はパワハラが原因と指摘している。
ブラックバイト賞 DWE JAPAN株式会社(「しゃぶしゃぶ温野菜」FC企業)
学生アルバイトに対し過酷な労働を強いたのみならず、店長の夫である元従業員が同学生に暴力行為を行うなどし、その職場環境は極めて劣悪なものであった。この元従業員の暴力行為は、その後、逮捕・略式起訴されるに至った。
ブラックバイト賞 ディスグランデ介護株式会社(「茶話本舗」FC企業)
大手デイサービス企業である株式会社日本介護福祉グループが運営する茶話本舗のフランチャイズ店ではサービス提供を行う介護労働者が過酷な労働環境で働かされていた。
労働基準監督署から是正勧告が出された。
株式会社プリントパック
2010年に新入社員が印刷機に巻き込まれて死亡する労災事故を起こした。
当時、この凄惨な死は「機械の不具合」による業務遅延として発表された。
ところが、「過労死ライン」と見られる残業を繰り返し強いられていたことが明らかになる。

プリントパックは酷いですよ。

府労委の尋問で会社取締役は「組合員の異動はストライキを回避するための予防措置」「定時に退社することは、会社に対する抗議行動であり、ストライキと一緒である」と発言し敵意をむき出しにしたということです。

当分、改善されないでしょうね。

2017年の不名誉なブラック企業

不名誉な第6回ブラック企業大賞は「株式会社 電通」でした。

引越社は2015年にも受賞していて、2017年は大賞を受賞しました。

大賞 株式会社引越社・株式会社引越社関東・株式会社引越社関西(アリさんマークの引越社)
不当な配転、陰湿な「罪状」回覧、不当な解雇、パワハラ、差別、さらには引越荷物の破損等に対する損害を従業員に全て負わせて給与から天引きしていた。
全国各地でこれを取り戻す裁判が起こされている。
特別賞 大成建設株式会社・三信建設工業株式会社
2017年3月、「新国立競技場」の建設工事の現場で働く当時23歳の男性が長時間労働を強いられたストレスのため自死しました。

この事案については新宿労働基準監督署が労災認定しています。

業界賞 新潟市民病院
2016年1月、当時37歳だった研修医が長時間労働を強いられたストレスのため自死しました。
ブラック研修賞 ゼリア新薬工業株式会社
2013年5月、ビジネスグランドワークス社に委託し行っていた新入社員研修において、当時22歳の新入社員を精神的に迫害し、追い詰め、死に追いやりました。
ウェブ投票賞 日本放送協会(NHK)
2013年7月、当時、31歳だった女性記者がうっ血性心不全で死亡した。2014年、女性の死因は長時間労働による過労が原因であるとして労災認定された。

厚労省のブラック企業リスト

厚生労働省が労働基準関係法令違反の疑いで送検し、公表した事案をホームページで公開しました。

以下は、平 成 2 9 年 3 月 3 0 日に厚生労働省労働基準局長から都道府県労働局長に宛てたレターです。

労働基準関係法令違反に係る公表事案のホームページ掲載について
平成28年12月26日に開催された第4回長時間労働削減推進本部において、「『過労死等ゼロ』緊急対策」がとりまとめられ、社会全体で過労死等ゼロを目指す取組の強化の一つとして、労働基準関係法令違反に係る公表事案を厚生労働省(以下「本省」という。)及び都道府県労働局(以下「局」という。)のホームページに一定期間掲載することが決定された。
ついては、平成28年10月1日以降に公表した事案から、下記のとおり、全国統一的に取扱うこととしたので、その実施に遺漏なきを期されたい。
1 掲載する事案
本省及び局のホームページに掲載する事案は、以下のとおりとする。
① 労働基準関係法令違反の疑いで送検し、公表した事案(以下「送検事案」という。)
② 平成29年1月20日付け基発0120第1号「違法な長時間労働や過労死等が複数の事業場で認められた企業の経営トップに対する都道府県労働局長等による指導の実施及び企業名の公表について」に基づき、局長が企業の経営トップに対し指導し、その旨を公表した事案(以下「局長指導事案」という。)
2 掲載する内容
本省及び局のホームページに掲載する内容は、以下のとおりとする。
① 企業・事業場名称
② 所在地
③ 公表日
④ 違反法条項
⑤ 事案概要
⑥ その他参考事項
3 掲載時期及び掲載期間
(1) 局においては、送検事案又は局長指導事案を公表後、速やかに局のホームページに掲載するものとする。
(2) 本省においては、全国の送検事案及び局長指導事案をとりまとめ、毎月定期に本省のホームページに掲載するものとする。
(3) 掲載期間は、公表日から概ね1年間とし、公表日から1年が経過し最初に到来する月末にホームページから削除するものとする。
ただし、公表日から概ね1年以内であっても、
① 送検事案は、ホームページに掲載を続ける必要性がなくなったと認められる
場合
② 局長指導事案は、是正及び改善が確認された場合
については、速やかにホームページから削除するものとする。

引用元:労働基準関係法令違反に係る公表事案のホームページ掲載について

労働基準関係法令違反に係る公表事案のリストが以下です。

労働基準関係法令違反に係る公表事案

毎月の資料をアーカイブとして掲載されているわけでなく、毎月末に最新の資料が掲載されています。

このいわゆるブラック企業リストは、ずっと厚生労働省ホームページに掲載されているわけでなく厚生労働省の判断で掲載から削除されることがあるようです。

厚生労働省の違反企業への配慮なのでしょうか。

毎月の資料をアーカイブとして公開してほしいものです。

まとめ

「ブラック企業大賞」開催当時の2012年は一部マスコミにも取り上げられ盛り上がったのですが、最近は盛り上がらなくなっているような気がします。

企業がスポンサーであるマスコミが大々的に取り上げなくなったからでしょうね。

「ブラック企業大賞」開催から5年経っても次々とブラック企業が出てきます。

なぜなんでしょう?

私が思うに、日本的経営が無くなってきているからではないでしょうか。

日本的経営とは「お客様のため、従業員のため」の経営です。

20世紀後半に米国から始まったグローバル化の波が押し寄せ、21世紀に入ると企業は持ち株会社が流行りだし「株主のため、経営者のため」の経営にシフトしているように感じます。

ゆえに従業員に思いやりのないブラック企業が横行しているのではないかと考えています。

企業の経営陣が日本的経営に戻せば、ブラック企業と呼ばれる企業は亡くなるのではないでしょうか。

日本的経営を行ってきた企業は息も長く、信じられないことかも知れませんが1,000年以上続いている老舗企業は8社あります。

ギネスブックにも載っている、578年に創業された世界最古の企業とされる建設業の「金剛組」ですが、2005年に経営破綻して髙松コンストラクショングループの子会社になってしまいましたが存続しています。

創業100年以上の老舗企業も日本には10万社くらいあるといわれています。

創業200年以上になると世界で5,000社くらいあるそうですが、半分以上は日本の企業だそうです。

こういった老舗企業を大事にしていきたいですね。

             

以上、ありがとうございました。


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